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香港で体調を崩す


亀ゼリーから一夜明けて…
私を待っていたのは、なんと発熱でした。

その日、香港ディズニーランドへ行く予定だった我々。目覚めると、明らかに体調が悪かったため、予定は変更。ホテルで休養する羽目になりました。熱があるためかいつもは旺盛すぎる食欲もなく、フラフラになりながら薬局へ。

しかしここは、言葉は通じなくとも筆談ならそれなりにできる国。

「葛根湯」ありますか?

と漢字で見せたところありました。本場の葛根湯が。それから念のため、授乳中でも飲めるパラセタモールも購入。漢字ができる人間でよかった!本当にフラフラだったので、私が寝ている間に保安官に薬を買いに行って欲しかったのですが、英語だけでは通じないかもしれないから、とのことで3人で行きました。今思えば、香港の薬屋で薬を買うという、貴重な(?)経験を逃さずに済んだのでよかったかも。

まぁパッケージに英語書いてありましたが!

葛根湯って普段はあんまり飲まなくて、というか薬自体あまり飲まないので、ただ「風邪のひき始めに効く」ってイメージがあったのと、漢方薬ならここにもあるな!ってので買ってみたに過ぎないのですが。発熱に効きますか、と薬局のにいちゃんに聞きたくて、おでこを触りながら「熱」という漢字を見せたところ、「そうそう、お湯に溶かして飲むの」的な答えが返ってきました。広東語と日本語の漢字の使い方って、微妙に(どころかかなり)違うのです。熱、だとお湯みたいな発想がまず来るのかしら。

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何はともあれ、ホテルに帰って葛根湯を開けたところ、袋にいっぱい入った中身!小さなコーヒーカップではドロドロになってしまいすごいまずかったけど、何とか飲み干して横になったのに、全く効かないという始末。だよねえ、ただの風邪じゃないよねえ。

保安官曰く、

「それ、風邪とかじゃなくて、亀ゼリーじゃないの。」

何でも、前日に私しか食べてないのはそれだから、亀ゼリーに当たったか、体に合わなかったか。そんなわけないよね。でも熱が出て、食べても吐いてしまうような体になってしまってから、亀ゼリーを思い浮かべると、気持ち悪さしか出てこない。亀ゼリーは体を冷やすので、生理中には食べたらいけないらしいのですが、ちょうど生理前だったのがいけなかったのでしょうか。スーパーのぱちもんだったのがいけなかったのでしょうか。

結局2日間ほとんど寝たきりの香港になってしまいました。かろうじて、体調を崩したのが私だけで、ネナたんじゃなかったのが救いです。ネナたんは、鼻水が時々出るので、たまにうまく処理できず咳き込んでいますが、大したことありません。保安官は、そもそも風邪ひいたり体調崩したのを見たことがない。強い。

香港の街は、カオスです。ものがいっぱいあって、人がものすごい沢山いて、いろんなことが起きてて、とにかくぐちゃぐちゃしてる。湿気は高く、空気は濁っているし、あちこちからいろんな匂いがしてくる。弱った体は、まるでつわりの妊婦みたい。つわり中に巨大な中華街はきついです。保安官曰く、中国本土とは比べ物にならないほど全然マシだそうですが、新鮮な空気へのアクセスがほぼ不可能な場所で具合が悪い時に、いろんな匂いが無節操に体に入ってくるというのは、なんとまあ、じわじわくるダメージなのでしょうか。こうなってみると、一体どうしてこの街にこんなにたくさんの人が住んでいられるのか、いや、どうしてこんなにたくさんの人が一つの都市に住めるのか?不思議に思えてきます。おまけに、平均寿命は世界一という謎。

香港の雑多でダイナミックな騒々しさ、人々が生きているリアリティ、日本から1番近い外国の1つなのに異国感ハンパないところ。とても楽しんでいたのですが、とりあえず弱った体には辛い街ということが判明しました。苦笑

etc

などと私が体調を崩してから2日目の夜中、これを書いていたところ、寝ていたネナたんが起き出して、オエエと。は?オエエ?抱き上げると、高熱が!先に私が倒れ、次にネナたんがやられました。熱は39度を超えました。体温計持ってきてたの忘れてた。私と全く同じパターンでした。ただの風邪よりよっぽどきつかったので、インフルエンザかなあ。ネナたんも、丸1日高熱が下がらず初日は寝たきりでした。あまりにも辛そうだったので、日本でインフルエンザの疑いでお医者さんにかかったときにもらっていた(その時は調べたところなんともなかった)座薬をかろうじて持ってきていたので、それを一度使いました。あとは、保安官の勧めで、荒治療、ぬるいお湯につけて熱を下げる。。。というのを何回かやりましたが、泣いてかわいそうだった。

2日目に熱は下がりましたが、母娘ともに、とにかくエネルギーの消耗も激しく、滞在後半の4日間は、ほぼ何もせずに終わりました。もちろんディズニーランドもなし。発熱してから最初の2日間は、食べても吐いてしまい、中華料理は思い浮かべるだけで気分が悪くなり、匂いもダメになってしまった私は、イタリア料理やベトナム料理、さらにはホテルで、日本のインスタントうどんなんかで乗り切りました。ネナたんはイチゴ食べたり。おっぱいは飲めたので、ダラダラ今も続けている授乳がここへきて役立った。

弱った体に染み込んだおいしさ。香港でも大人気のくまモン、ありがとー!
弱った体に染み込んだおいしさ。香港でも大人気のくまモン、ありがとー!

香港の強烈な人混み。初めて見たとき、これは絶対になんかもらうなあ…と思ったのですが、思った通りでした。むしろ、今まで旅先で体調を崩したことがなかったのが不思議なものです。ある意味いい経験になりました。帰国の日、空港の売店で、「感冒大流行、20数名死亡」みたいな記事が一面になった新聞が置いてありました。