20160621_180306

日本の住みにくいところはどこなのか考えてみた


日本て面倒くさいなあ…そういう風に思う場面が多いです。海外暮らしが長かったせいではなくて、私はもともとそういう人だったのが原因で結果的に海外に住んでいたパターンなのですが、回り回ってなぜか日本にしばらく住むことになりそうなわけです。久しぶりの長期日本なので、ある意味手探り。まるで外国人からの目で外国のように暮らせるので面白い部分も多いです。なんでこうなの!って思う、カルチャーショック的なことはたくさんあって、忘れないように書いておこうと思ったのですが、帰って来てまだ日が浅いうちに残しておいたメモをなくしてしまいました。あるある。なので、もうすでにフレッシュな感情では書けませんが、大小含め、思い出せる限りのことを書き尽くしてみようかと思います。あくまでも私、一個人の主観ですが、ちょっとした気づきにでもなれば幸いです。

注意書きが多すぎる

「注ぐ際に内容物が飛び出すことがありますのでご注意ください」
「フルーツの大きさと量は袋によってばらつきがあります」
「中に入っている小袋は、おいしさを保つための脱酸素剤ですので食べられません」
「調理の際、火や熱湯を使用しますので、火傷に十分ご注意ください」
「電子レンジ加熱後の容器の熱さ、ラップをとる際の蒸気や内容物の飛び散りにご注意ください」

エトセトラ、エトセトラ。

商品に注意書きが多すぎます。そんなん知ってるよ、っていうのばっかり。笑える。書かないと苦情がくるんだよ?っていうアーギュメントですよね、わかってます。でもあまりにもアホすぎる注意が多くて、大事なことが一つも書いていないような気がします。何か良いことから順番で書くより、問題を起こさないためにはどうするか?の消去法で記載事項が選ばれているような気がします。何故なら海外だと(例によってざっくりすぎますが)、そのメーカーの歴史や、レシピの提案なんかが書いてあるパターンが多い。現代の典型的な日本人に受け身な人が多いのは、この辺から来ているんじゃないかな?と思ったりしています。要は与えられすぎということです。家電とかも、いちいち、「あと五分でわきます」とか「部屋の温度は23度です」とか教えてくれるでしょ。自ら思考することを捨てちゃうよね。

お菓子などの食品が小分け包装すぎる

やれエコだ、ゴミの分別がどうだ、とこの国はまあうるさいですが、そもそもゴミが多すぎだろ!!と言いたくなります。食品に限りませんが、品物が過剰包装すぎる。スーパーで、エコバッグを持ってきてください、ってそこじゃないだろ!と思います。商品自体、ほとんどがゴミでできていて無駄が多い。例えば、小袋に分けてある商品が多すぎるなど。量や保存方法の手加減は、もっと自分で管理できないの?バカなの?1日が終わるとゴミ袋がいっぱいになります。

小は大をかねない

上記の点と少し似ているのですが、原材料へのアクセスがかなり制限されているなあと思います。例えば、アルゼンチンで、キロ単位の野菜や肉、その他の調味料などが手に入ると、クリエイティブにいろんな種類の料理ができますが、日本だと、すでに薄切りになっていたり、小さなパックになって売っていることが多いので、作れるものに制約が出てきてしまう、みたいな感じです。これだけに限らないのですが、便利すぎることが自由を剥奪している場面が多いなあとよく感じます。

自転車が歩道を走る

一応歩行者が優先ということにはなっていますけど、これ相当うざいです。しかも数がすごく多いし。多くの海外では、自転車が歩道を走ることはほとんどないです。自動車と同じ扱いで、車道を走るし、基本的ルールも車と一緒。歩行者として交差点を渡るときなどは、降りて歩くのがマナーですし。追い越しの時は、車道に出る、など気を使っている人はまだいいですが、我が物顔でベルを鳴らして追い越していく自転車はちょっと。。。とやっぱり思ってしまいます。おそらく、日本に住んでいる外国人が選ぶ、「日本のここが嫌!」アンケートとったら、ベスト5には入るんじゃなかろうか。

携帯のSIMカードが使えない

ついでにもう一つ、外国人の目から見た不便なこと。これは実は改良されてきてはいます。データ(インターネット)のみの利用ならば短期間のSIMカードが手に入るのですが(以前はそれすらなかった)、電話番号付き、となると住民票を入れているような確実な住所、本人のクレジットカードなどが必要になってきて急にハードルが上がります。今まで訪ねた国ではすべての国で簡単にSIMカードが購入でき、電話もその日から使えます。日本こんな状態で、4年後にオリンピック大丈夫なのだろうか。

未だに飲食店でタバコが吸える

ラーメン屋や居酒屋とかだと分煙すらしてないところが多いですよね。日本って遅れてるなあと思います。禁煙にしてしまうと、お客が減る、とかの問題より、規制がしっかりないので曖昧になっているのだと思います。外では歩きタバコが禁止されている場所も多いけれど、それならばなぜ店の中もそうしないのでしょうか。分煙にしてあっても、どうしても煙が漏れてきてしまって、紙ナプキンがタバコくさい、とかもよくある。残念です。

Don’tが多すぎる

人に迷惑をかけない、という姿勢が日本人の良いところでもあり、悪いところでもあると思います。でも、「やってはいけないこと」が多すぎると思います。自由がきかなくて窮屈だと私は思うのですが、おそらく多くの日本人は、窮屈であることに気がついておらず、当たり前だと思って毎日暮らしているのでしょう。それが余計ストレスを生んでいるのではないかな。

例えば、冒頭の写真、「夜間早朝のおしゃべり、サッカー等は近所迷惑になるのでやめましょう」。これ系のメッセージは公園なんかでも本当によく見ます。確かに迷惑なのでやめたほうがいいのですが、わざわざ言うことなのかな、というのかな。昼間でもボール遊びを禁止している公園も多いです。壁にぶつけないでください、とか。やってはいけないことでがんじがらめにされて育つ子供たちが哀れでなりません。

例えば今日、川崎市で遊んでいて某居酒屋に行ったのですが、席に着いたところ娘にタブレットを見せていて、少しボリュームが大きくなっていたのですが、店に着いたばかりでもう少し下げようと思っていたところ、すぐさま「音は出さないでください」と言われました。そもそも居酒屋なので店内がうるさいため、周りに聞こえることはなく、後ろのテーブルには客もいない状態でいきなりこれです。大目にみるとかそういう文化は基本的にはないですね、この国には。

心が狭く冷たい人が多い

これは、二子玉川の駅周辺である日起きました。お昼を食べる予定で、ショッピングの壁にあるレストランリストをよそ見しながらベビーカーをゆっくり目に押していたのですが、突然、ぶつかった衝撃で前を見るとおばさんが足早に通り過ぎ

「んもう、ちゃんと前見て歩いてくださいね!!」

とイヤミたっぷりに、私の顔も見ず怒鳴り散らして去って行きました。

私はといえば、ぶつかったことでとっさに出た言葉は、あっ、すいません!!でした。それと同時に怒鳴り散らされたわけで、5秒くらい経ってからふつふつと怒りが湧いてきました。

確かに一瞬よそ見をしていた私も悪いんだけど、あんたもベビーカーが来るのを見てなかったのか?それとも、来るのがわかってて直前を横切ったの?そんなら自分だって悪いでしょ、と。たとえぶつかられた方でも、双方ともまずは謝るのが常識だと思います。常識が人によって違ったとしても、いきなり怒ることはまあないですよね。びっくりしました。

ちょっと先行く人と肩がぶつかっただけで、

「おいコラ!!てめえちょっととまれよ!!」

などと怒り散らしているおっさんも先日見ました。電車が3分遅れたくらいで、車掌さんに食ってかかっているおっさんもまぁよくいますよね。怒りって相当エネルギー要りますよ。みなさん、どうでもいいことでお怒りになられて、本当お疲れ様です。

冷たい人、というより、社交能力に欠けているのかなと思うこともあります。例えば典型的アルゼンチン人とかはその対極なので、面倒臭いと思う人もいると思いますから。笑

自分の尻は自分で拭え

これがなんだかんだで根底にあるんじゃないかなあ。私も子供が生まれるまで不覚にも気づきませんでした。社会って人の集まりで成り立ってること。小さい子からお年寄りまで、それぞれの人権があること。ところが忙しい社会では助け合い、というのが忘れ去られがちで、日本の都会では電車内で必要な人に席をゆずるとかもほとんど見かけません。例えば、抱っこで大変な時、誰も席を譲らないのにびっくりして保安官が写真を撮ったりしてたこともあります。笑 私は、日本はそういうところ、ということをそもそも理解してやってるので、気にしていないのでいいのですが。

自分のことばかり考えて、冷たくされる出来事なんかに触れるたびにますます心が寂れていく。。。みたいな悪循環が起きてるような気がする。もちろん、そんな人ばかりではありませんが!

苦労すること、苦しむことが美徳

最後にこれ。ここ重要です。やりたいこと、やるべきことに関しての努力は苦労ではなくて喜びです。しかし日本では、ただ闇雲に一生懸命やっていればよしとされています。例えば、仕事ができる人が、さっさと終わらせて家に帰っても、時間をかけて何時間も残業している仕事のできない人の方が評価されてしまうような。育児や家事の外注化がまだほとんど進んでおらず、むしろ外注なんて、怠け者がするものだ!くらいの道徳がまかり通っているところで、少子化!男女雇用均等!保育所が足りない!とか声高に叫んでも何の進歩もないのもその一つだと思います。日本らしいやり方、それがどういった方法かはわかりませんが、そんな何かを模索していった方が近道な気がする。

おわりに

実際に世の中の人々が暮らしにくい、と考える部分が私と同じかどうかはわかりませんが、へえそういう見方もあるのね、というくらいにさらっと流していただけるといいかな。何やら、ネガティブなことばかりになってしまいましたが、これらを全部裏返しにすると、日本のいいところ、にもなりうると思うので、本当に物は考えようだと思います。あくまでも、この辺が改良されたら、素敵なところになるのになあ、という明るい観点で書きました。これを読んで、賛同、反対、意見などありましたら寄せていただけると私もためになります!