サンタフェフォルクローレライブ

アルゼンチンフォルクローレの夜

先日、世界ウルルン滞在記なんかに出てきそうな濃いぃ時間を体験してきました。場所は、サンタフェのとある地元民の寄り合い所。100年近く前に、地域の集まり所として使用するために購入されて以来、食べ物を売ってお金を集めたり、寄付金を寄せたりなどして維持し続けてきた場所だそうです。ザ・南米感あふれる場所でワクワクしました。
出される料理も、ザ・アルゼンチン。
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アサド。写真は、チョリソー(ソーセージ)たくさんと、コルデロ(羊)の丸焼き。子豚の丸焼きもあったのですが、写真に撮ったら思いっきり真ん中からぱっくり開いた豚さんのお姿でした。いやいや、この写真も多分だいぶギョギョ!ですよね。すっかり肉食の私にはもう、「美味しそう!」にしか見えなくなってしまいましたが…
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あげエンパナダス、フライ中。揚げることによって、ジューシーさが保たれるんだそうです。本当に美味しい秘伝のレシピです。
このほかにも赤ワイン2箱以上、ビール、ジュースにサラダやポテト…とどんどん気前よく振舞われ、みんながお腹いっぱいになったころ。ってここアルゼンチンだと、すでに23時30分くらいなんですが。お楽しみのライブが始まりました。
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まずは、ギターとバンドネオンで始まり。
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歌っている方は、サンタフェのフォルクローレの歌手、作詞家として有名なんだそうです。しみじみと歌い上げる、時に叫ぶように詩をよむような唄。歌詞がすべてわからなくてもじんときます。
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0時になると、バンドがお誕生日の曲を奏で、みんなで歌って本日の主役にお祝いをします。そう、今日は老人会ではなくて誕生日のパーティなのでした。アルゼンチンでは、誕生日の本人が企画をし、ケーキや料理をふるまって招待客をもてなす習慣があるんです。もちろん、家族や近しい友人がお手伝いをするんですけどね。この日は義母のパートナーのロドルフォさんのお誕生日。今年で72歳なんですが、現役の循環器内科医としてバリバリ働いており、多趣味でアクティブ、踊りも踊る。とてもそんな年とは信じられない彼が、友だちと一緒に得意の料理を振る舞い、ワインを注ぎ、ミュージシャンの仲間を呼んでのパーティです。
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途中からアコーディオンも入り、いろいろなタイプの曲が演奏されました。ほとんどすべてがアルゼンチン、特にこのサンタフェ地方のフォルクローレだそうです。
実は、最初「今日演奏するマエストロ(大先生)だよ」と紹介され挨拶させていただいたときは、え。このよぼよぼしたおじいさん、何か弾けるの!?くらいの、失礼もいいところな印象だったんです。がしかし、いざ楽器を手にすると、杖をついたおじいさんが、実はめっちゃキレのいい空手マスターだった!!改、凄腕なめらかな早弾きのバンドネオニスタだった!!というこの意外性。すてき。うっかり惚れそうになってしまいました。みなさん、CDを出されたりしていてプロの熟練ミュージシャンです。
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右から2番目のカッコイイ女性は、サプカイと呼ばれる合いの手を入れるために立っています。「誰かやってよー!」「彼女やれるわよー!」みたいな感じでノリよく始まりました。音楽もノリノリな感じで、ヒョーーーッホッホホッッホホホー!!!!みたいなサプカイの声も、楽しくて面白い!いい感じにビデオが撮れたので興味があるかたは見てみてください。

月並みですが音楽は言葉の壁を越える、人をつなげますね。感動した。本当に素敵な体験をさせてもらいました。
ライブが終わり時間は夜中の1時を過ぎました。みんなでケーキを食べて、和気あいあい。みなさんに散々かわいがっていただき、ライブも見て大興奮、眠いけど楽しいのでイマイチ眠れない最年少のネナたんを連れて、そろそろ…と我々は早め(?)においとましましたが、ご老人たちはまだまだ元気におしゃべりして楽しんでおり、パーティが終わる気配は全くありませんでした。さすがです。