小さい子連れでマドリード

現在地はポルトガルですが、マドリードのこともまだちょっと書こうと思います。
子連れの旅は何かとコツがいります。聞き分けのとても良いおチビさんなら別ですが、そんな1歳〜2歳児っていないですよね(と自分に言い聞かせてみる)。私たちも、子供にとっても親にとっても楽しめるように、以前とは違った滞在をしています。
スペインは基本自由な空気に満ちた国で、人々も子供に対して優しく、1日の時間の使い方や食事など、やはりアルゼンチンと似ているところが多いです。私たちにとっては、スペイン語が使えるというのが大きな利点でもあります。マドリードは道も場所も広くとってあるところが多いので子供を連れて歩きやすく、子連れでも割と過ごしやすかったです。ただし、大人のやり方で観光ばかりをせず、子供目線をふんだんに取り入れればの話。スロートラベルならではの、子連れでのんびりできる場所の記録です。
今回は行かずに終わってしまいましたが、動物園や遊園地がある、街の西にあるカサ・デ・カンポ(Casa de Campo)にも次は行ってみたいです。

オリエンテ広場(Plaza de Oriente)

オリエンテ広場
地下鉄オペラ駅から程近いオリエンテ広場の一角に、遊具が充実している公園があります。お座りの赤ちゃんから遊べます。散歩中に偶然見つけ、徒歩5分くらいのところのアパートを借りていたので、毎日通いました。常に誰かしらいますが、8月の暑い時だったせいか、18時くらいから賑わってきます。それでも混み過ぎることもなくいつもちょうどいい具合。
夕方早い時間は、バケーションの外国人やエキスパッツが多く、よそ者感を全く感じず居心地がいいです。マドリー人もたくさん来ています。うちのネナたんは好奇心旺盛でフレンドリーなので、ちょいちょい周りの子供達にちょっかいを出して、結構いろんな人たちとのライトな触れ合いもありました。
とある週末、夕食を済ませてから広場へ向かうと。
オリエンテ広場夜
さすが!まだまだ公園はスペイン人の子連れ家族でいっぱいでした。ちなみに時間は21時半。夏は陽が長いですが、それでもだいぶ暗くなってきたころ。日本やイギリス、アメリカなんかではこの時間子供寝てるよね。公園なんかにいたら、知らない怖いおばさんに怒られるよね。こういう自由なところが、ほんと気楽で好き。まだまだこの後、人がやってきました。22時半ごろになってやっとひいたので、私たちも帰宅。
この夜、うちの子よりちょっと小さめな女の子のお母さんが話しかけてきました。聞くと女の子は13ヶ月とのこと。まだおっぱい飲ませてる?と聞かれたので、飲ませてるよ、というと、私も、と。せっかくなので、「マドリードのお母さんたちは、どのくらいの間おっぱいをあげるの?」と聞いてみると、「本当に人それぞれで色々なんだけど、4〜6ヶ月で辞める人が多い」という。わあ短い。彼女はできるだけ母乳で育てたくて、今は仕事が夏休みなのであげられてると言いました。
最近の日本は母乳信仰が強く、状況の許す限りあげている人が多い。2歳を過ぎてもおっぱいを吸っている子が普通にいる。私も2歳まではあげようか、そろそろやめようか迷っているところなんですが、WHOのガイドラインでは2歳まではあげましょう、ということになっている。ちなみに、以前は6ヶ月くらいまでに辞める人が多かったアルゼンチンでも、最近はできるだけ長くあげる風潮に変わってきたそうです。子を持つアルゼンチン人のお母さんで私が聞いた人はみんな、2歳くらいまではあげると言っていました。仕事を持つ人でも、職場に子供を連れて行ったり、搾乳したりして工夫しているそう。
話がそれましたが、この辺の子育て周りのところ変わればは面白いので、各国で出会うお母さんたちと小話ができたらいいなぁと思っています。英語が通じなくても、スペイン語ならスペインやポルトガルまではオッケーだな。イタリアもギリいける?

レティーロ公園(Parque del Retiro)

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街の東側にあるマドリードで一番大きい公園。地図を見ても一発でわかる緑エリア、とにかく巨大です。子供が遊べる遊具が11カ所もあるらしいのだけど、遊具のありかは地図上に乗っていないので、どこにあるのかまったくわからないのが難点。
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それでも歩き回り、ゴミ収集のお兄ちゃんに聞きかろうじて見つけた遊具で遊んでみました。私たちが行った時は、オーストラリア人のエクスパッツらしき家族のグループがいて、その子供たちが遊んでいた。
公園はとにかく広く、1日過ごせます。ボートが焦げるでっかい池があったり、カフェがいくつもあったり。子供がいくら暴れても走り回っても、池に落ちないようにさえ気をつければ(笑)人の迷惑にならないので、親のストレスも減り、おすすめです。またマドリードに行ったら、もっと発掘したい場所。

ボタニックガーデン(Real Jardín Botanico de Madrid)

レティーロ公園からすぐ近く、プラド美術館の隣にあるボタニックガーデン。マドリードの寒い冬に来ると何もかもが枯れていて全然楽しくないらしいが、春〜夏だと、お花や緑がきれい。グリッド上に美しく整備されており、子供が走り回ってもOK。ただ、芝生に入ったらダメな場所なども多いので若干注意が必要。

注意するべき瞬間
注意するべき瞬間

ここでは、オーストラリア人らしき母娘と出会い、娘さんが2歳半で年も近かったので、ネナたんがちょっかいを出してちょっと遊びました。2歳半なのに、普通に会話ができるほどおしゃべりができる子でびっくり。お母さんと、子供によってそれぞれ特色がある、という小話をする。一般的に言って、多言語環境の子供は言葉が遅いという話になると、彼女のめい、おい、も何人かがそうで、でも10歳の今ではドイツ語や英語など複数の言語を自由に使えるらしい。ネナたんも、日本語とスペイン語を使えるようになるかな。子供をネイティブバイリンガルにするのは、いざ直面するとそう簡単ではないです。

おまけ:国立ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)

マドリードに数ある美術館。普通のヨーロッパ旅行なら、美術館めぐりを日程に組み込むところですが、約2歳の問題児連れでほぼ普段通りの生活の私たちは、ここでピカソのゲルニカをかろうじて見れたくらい。その日は特にご機嫌がよろしくなく、ゲルニカの前でぐずり泣き出すという始末で、一旦外に出てなだめてまた戻りました。まあ、トラウマティックな怖い絵ですからね(関係ない)。
しかしここの美術館。大きな中庭があり、そこで子供を放し飼いにできる。親はベンチに座ってのんびりしながら、子供を見てればいい。本来ならゆっくりアートを楽しみたいところですが、ご機嫌をとりながらささーーっと見て回って、ほとんどここの中庭にいました。美術館はもう少し大きくなってから、一緒に楽しめればいいかな。