ポルトガルのおいしいもの:リスボン自炊編

ポルトガル料理が日本人の口に合う、という所以が少しだけ見えてきた気がします。
まず、出汁がきいてる。ポルトガル人はバカリャウというタラの干したのをたくさん食べます。365日毎日違う料理法で食べてもまだレシピがあると言われるほどよく食べられるそうです。どこのスーパーに行っても、大きい干し魚がどっちゃり重ねて売ってあって、独特の匂いがします。おそらく、この魚を戻した時の汁、もしくは戻したあとの魚を使ってスープを作ったりするのではないかと。スープもよく食べられるみたい。
野菜のスープもいろいろあって、野菜から出る出汁を使ったり、ハーブやにんにくでコクを出す料理も多い。ただの塩味だけじゃなくて、うまみがある、この辺が少し日本料理と似ているきがする。
それから、発酵調味料がある。

”MASSA DE PIMENTO” ポルトガルの万能調味料、赤パプリカのペースト「マッサ」

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原材料は、赤パプリカ、塩のみ。パプリカを塩漬けにして、ミキサーでペーストにしただけのもの。これは簡単に作れるみたいなので、家(今、どこ?)に帰ったら、作ってみて料理部に反映したいです。においは辛そうなんだけど、全然辛くはない。舐めてみると、かなり塩っ辛くてコクがある。塩と同じくらいの感覚で使えそうです。
これを、豚肉の切り身にぬりぬりします。4枚の500〜600グラムの肉に対し、小さじ2杯くらい。マッサの味だけを楽しみたかったので、これだけで。といいつつ、前日の白ワインの飲み残しがコップに残っていたので、それも(大さじ1くらい)入れちゃって、30分ほどマリネ。オリーブオイルでにんにくの薄切りを炒め色づいたところで、お肉を焼きました。マッサの味だけとかいって2つも入れちゃった。VINHA D’ALHOっていう似たようなソースもあり、それはマッサにワインとにんにくが入っているのですが、要するにそれになっちゃった。
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まるで味噌漬けにしたような味になりました。お肉もやわらかくなって、おいしい〜!鶏肉をつけても良いし、イカとかシーフード系も良さそう。お刺身でもいいんじゃないかな。何にでも使える。塩レモンの次はこれ!とばかりに、日本でも流行りつつあるそうです。

ポルトガルはお魚天国

そして3つめ。ポルトガルではお魚をよく食べる。ずーっと海沿いの国。新鮮なお魚が手に入りやすいです。しかも、アジとかサバとかタイとか、日本で食べるお魚が普通に売ってる。だから、ポルトガルに来たらこれがやりたかった!
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お魚の塩焼きに白いご飯。九州に旅行したときに買ったお醤油、ブエノスにいないうちに賞味期限が切れるところだったので、一緒に連れてきました。このために。笑 
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近くのスーパーでDentaoという名前のお魚を買ってきました。みかけがタイっぽかったので。銀色の鯛も売っていたのですが、こちらの方が新鮮だった。家にかえってよーくみたら、すごい歯が生えてる!ああっ。そっか。デンタオ…歯って意味ですね。ポルトガル語は、よく考えてみると、ああっそういうことか!という単語が多いです。寿司用の日本米も同じスーパーにあったので、せっかくなのでそちらも購入。
さてお魚の袋を開けてみると、どぶっぽいにおいがします。鮮度が悪いわけではなく、内臓がくさいみたい。お店で、内臓とうろこはとってもらったのですが。これ系の魚は、肉食雑食でなんでも食べると思うので、それで内臓がくさいんだと思います。一瞬、やっちゃったかなーと思いましたが、よく洗い塩を振ってオーブンで焼いてみると、においはとれました。レモンと醤油をかけて、うまー。

ポルトガルに来たらこれがやりたかった!その2

魚介類天国の続き。
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まずは市場で、あさり1キロを買ってきました。海水の中で、みなさんスハーと気持ち良さそうに水をはいていたので、元気そうだなーと思って。普通にビニール袋に入れてくれていいんだけど、再利用できそうなプラスチックのフタ付きのバケツみたいのに入れてくれた。
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夜まで砂抜きを続け、にんにくのみじん切り、さきがとんがったやわらかいキャベツ、白ワインと一緒に酒蒸しに。キャベツをたくさん入れたので、塩抜きはしなくてちょうど良いスープができました。
調理の前に小さめのあさりだけ少しよけておいて、翌朝、赤だしで味噌汁にしました。赤だしと西京味噌、これも前回日本に行った時京都で買ったのが賞味期限がもうすぐ切れるので連れてきてあった。

その他

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ポルトガル人の大好きなツナ缶。フレッシュなマグロよりも、缶詰になったもののほうが消費が多いそうです。観光のお土産用に、レトロなパッケージングがされたものも人気なのですが、あえてスーパーに普通に売っている物の中から、外見も素敵な物を選んで食べてみてます。肉がしっかりしてておいしいです。パンと一緒に食べました。ちなみにポルトガルのパン、日本のみたいに中がふかふかでやわらかいパンが多くて美味。ちょっと濡らしてオーブンに入れ、外だけカリカリにするとさらにおいしい。
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アルゼンチンではルピンというこのビールのおつまみ。リスボンでも良く見かけるので買ってみました。市場で量り売りもしているので、きっとポピュラーな食べ物なんだと思います。他の地中海の国々でもよく食べられるそう。原産地は南米でした。このおつまみは、塩っけが強いですが、おいしくてはまるので、どこかで見かけたらぜひ食べてみてください。

あとがき

リスボンでは、全般的に手に入る食材が新鮮でとても良いです。物価も、他のヨーロッパと比べると低め。外食ももちろん楽しいのですが、食材が新鮮で豊富だと、家で作るのも楽しくて、たったの10日間では足りません。バカリャウ(干し鱈)も料理してみたいし、うさぎ肉もよく見かけるんだけど、イマイチ踏み切れない。お魚の他にも、特に豚肉がよく食べられるようで、おいしい豚肉がやすいです。野菜やフルーツも新鮮!ポルトガル料理教室なんかに通いながら、じっくり住んでみたいなぁ。