プラハで自炊:グーラッシュとニョッキ

11月のプラハはまあまあ寒いです。でも、秋や冬の色がよく似合う街。きっと春もいいだろうなあ。観光地でも、だいたいシーズンってものがありますが、プラハは一年中がシーズンとなり得るので年中観光客が絶えないそうです。冬のプラハはきっと氷のように冷たいだろうけど、寒いのが大嫌いな私でも、雪景色のプラハもいつか見てみたいなあと思うステキな街です。
そんな中、スーパーに買い物に行ったうちの両親が1.5キロほどの牛肉の塊を買ってきました。
「これ肩ロースだよね?」
とのことで、肉の塊といえば、ブエノスアイレスの呼び方に馴染んでいる私にとっては、パッと見たところで、肩ロースが何かがわかりませんし、日本では肉の塊を見たことがありません。笑
チェコ語では
「hovezi krk podpleci」
と書いてあり、調べてみたところ、翻訳すると”牛の首”部分でした。国によって肉のカットの仕方は違うみたいで、部位の表をチェコと日本で調べてみると、確かに日本より若干首よりかなあくらい。まあ肩ですね。アルゼンチンでも、地方によって肉の部位、カットの仕方は違うんです。たかが肉、されど肉、切り方で食べ方、味が変わってしまうし、奥が深いです。
最初はステーキかローストにしようと思ったのですが、そういえば保安官が夕方、「グーラッシュに細かいジャガイモのニョッキが付け合わせになってるやつが食べたい」と言っていたのを思い出しました。家を見渡すとそれなりに材料が揃ってる。よしじゃあこの美味しそうな肉でやってみよう!せっかく寒いんだし、グーラッシュ圏にいるしね!
ちなみに、プラハでは外でグーラッシュ(guláš)というと、クネドリーキ(knedlíky)という蒸しパンのスライスと一緒に出てくるか、ご飯が選べることもある。
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観光客向け?パンが容器になって出てきたり。ソースに浸ったパン部分がうまい!
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牛肉だけでなく、いろんなグーラッシュがある。これはチョリソーの。ハーブが色々入ってる。
とりあえずニョッキがついてるのは見たことない。でもクネドリーキの種類のポテトダンプリングが味的にはニョッキに似てる。と思ったら、クネドリーキというのは、チェコ語でニョッキのことらしい。おおそういうことか!細かいニョッキは、ハンガリーだかポーランドだかわかんないけど近所の国ではあったような気がする。ブエノスの移民祭りで食べたような気がする。保安官にはポーランドの血が少し流れているので、時々食べたくなるのだったりして。
結果的に美味しくできたのですが、今後作る時に、より美味しいものを作っていきたいので備忘録です。各国語でレシピを一応見てみましたが、最終的には自己流になるといういつもの流れ。
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ニンニク2つ、玉ねぎ3つ、人参1本をみじん切り。これらをじっくり炒めている間に、お肉を大きめにカット。ここのお肉、真っ赤ですごい濃い色。すでに美味しそう。実際気になって焼いただけのを一切れ食べてみましたが柔らかい!この国きっとお肉美味しいんだ!しかも安い。1.5キロくらいあって200チェココルナちょいくらいでした。
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お肉にパプリカパウダーをまぶす。スプーン2杯くらい分。写真はまぶす前…
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これが家に置いてあったので。mleta palivaってのがよくわかんないのですが、どっちかが粉末で、どっちかが辛いを意味するのかな。舐めてみたら辛めだったので。パプリカパウダーって辛いか甘いかですよね。ちなみにこれがグーラッシュの味の決め手だと思うので、チェコのを買って帰ろうと思ってます。
お肉は表面を焼き色が美味しそうにつくように焼いてから、炒まった野菜の鍋に入れる。野菜と肉を炒め合わせ、小麦粉をスプーン3杯くらい。全体が混ざったら、赤ワイン、水で具全体にかぶるくらい。肉がメインで多め、水分はあまり入れすぎず野菜がとろけてコクのあるソースができるイメージ。トマト3つ湯むきして種を取りカットし入れる。ローレル2枚。スープストック半個。1時間くらい煮込む。塩を追加しつつ味を調える。
ポテトニョッキは、丸ごと茹でたじゃがいもをつぶし、ジャガイモの半量くらいの小麦粉と卵1〜2個で混ぜる。この時はジャガイモ4つに小麦粉2カップ半くらい、卵2個入れたけど、卵1個で良かったかも。まとまり辛かったので。もうちょっと粉少なく、ポテトっぽくてもいいかも。
ある程度まとまったら、細長くして適当にカット。小さくするのもめんどくさかったので、大きさも適当いびつでいいの。お塩たっぷりのお湯で茹でて浮き上がってきたらでき上がり。
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野菜はもうちょっと大きく切ってもいいから、一手間かけて煮上がった時に野菜とスープ部分をミキサーにかけて滑らかにしてもいいかも!まあなんにせよ、野菜はとろけかかって、お肉はもともと美味しいお肉だっただけあって柔らかくさらに美味しくなった。レストランで食べるのはもっとスパイスの味が強いし、キャラウェイシードやクミン、マジョラムを入れるレシピもよく見たけど、うち的には味もあんまり他にスパイスを入れすぎず、パプリカだけがシンプルでいいかも。食べるときにパプリカを好きな量かけるとさらに美味しい。
何度も作っていくうちに手順が体に染み付いて、ウチの味も育っていきそうな料理。冬の我が家料理の定番になれそう。うちの両親は一足先に明日でプラハ最終日なので、最後になんちゃってチェコらしい料理で締めくくり。半分まだ残っているので明日もっと美味しくなってるに違いないなあ。