偶然とは必然のことなり

ロンドンには今回4日間いましたが、親友のディミとその一家と毎日会っていました。彼女の家から歩いて15分ちょいのところに家を借りていたので、週末みっちり一緒に過ごした後も、平日の月、火曜も夜ディミが仕事終わって家に帰るころ遊びに行くことになり。そんな月曜日の夜のこと。
この日だけは保安官も仕事が忙しく家でお留守番、子供も寝てしまうしご飯も作らなくちゃと9時半頃帰宅途中。小雨の降る中、ベビーカーを押しながら歩いて、あともう一つ角を曲がると借りている家に着くところでした。向こうからこれもまた帰宅途中らしい、自転車がすれ違いました。
何気なく乗っている人を見ると、「!!!!」見覚えのある顔。あまりにも突然のことすぎて、彼の名前が出てこないほとでした。しかも、夜、暗闇の中雨も降っていて、自転車の運転手は黄色いカッパを着て、フードをかぶり、髭ももっさり生えてた。ゴ、ゴンサロだーーー!!!と名前がやっと出てきた頃には自転車は角を曲がりもう見えなくなっていた。ベビーカーと一緒に走って追いかけましたが、もう間に合いませんでした。
ま、まさか。。。こんな広いロンドンでそんなことってあるだろうか。でも、それにしてもあまりにも似過ぎだ!
スペイン人のゴンサロも、グラスゴー時代の友人で、彼がロンドンに住んでいるのは知っていました。マドリード出身の彼、今回のヨーロッパ移動の旅で最初の目的地がマドリードだったので、ゴンサロに会いたいなあと思いメールしたところ、「残念ながら今はロンドンにいるんだよ」とのことで、ロンドンも行く予定なのでお茶でもしよう!ということになっていました。しかし、ディミと毎日みっちり会うのが楽しすぎて、私、ゴンサロのことをすっかり忘れていました。彼には、私が初めてスペインに旅行に行く時、ミニスペイン語講座を開いてくれたり、スペインのことをいろいろ教えてもらったりとその他にも本当にとってもお世話になったのです。おいおい、ゴンサロも忘れちゃいかんぜ!!連絡しなさいよ!という神様のお告げだったのかもしれません。
家に帰り、興奮気味に、保安官にあったことを話し、半信半疑ながらも、すぐにゴンサロにメールしてみました。ちょっとクレイジーな質問なんだけども、今日どこそこを何時頃通った?あなたらしい人を見たんだけど、、、とまさかね、いやでも9割がた彼だったよね!と思いながら。すると翌日、
「それ本当に僕だよ!!同じエリアに住んでる!!」
との返事が。うひゃー。
早速電話して話してみると、借りている家から歩いてたった5分のところに住んでいたというこの偶然。こんなに広いロンドンでこんなことってあるんだ。実は今日がロンドン最後の夜で、明日もうグラスゴーに行ってしまうというと、彼も今夜は約束があるので今夜は会えない、私もこれからまた友達に会いに行くところだし、でも挨拶だけでもいいからなんとか会いたいね!!あとで連絡しあおう!ということになり、夜も更けて。。。
夜の11時を過ぎて私たちが帰宅したにもかかわらず、翌日は仕事で朝5時に起きて地方に行かなければならないのに、すぐに自転車を飛ばして家に寄ってくれました。たったの1時間でしたが、ものすごく久しぶりに話ができて、今は自分の夢見たようなパーフェクトな仕事につけていて幸せだというゴンサロと話せてよかった。彼は今の仕事で世界を転々としているようで、旅をする星のもとに生まれたんたんだねと。人生は時にして、自然にまかせていくと、あるべきところへ連れて行ってくれるよね、というような発言もしていて、本当にその通り、今夜のキーワードだなあと思いました。
偶然とは必然なり。この広いロンドンのとある道ですれ違ったおかげで、最後の夜会えたのも、偶然ではなくて多分必然なんだろうな。こんなにエキサイティングな必然がたくさん転がっている、だから人生はとっても楽しい。そしてこういう素敵なハプニングが起こることは私にとって、今この瞬間正しい場所にいる、あるべき道に向かっていると確信できるパンくずみたいな証拠でもあります。神様か守ってくださるものか何かわからないけれど、本当にありがとうという気持ちでいっぱい!
明日からは、ディミともゴンサロとも出会った街、グラスゴーへ行ってきます。